
名だたる外資系金融を経た松本高明は、今fundnoteでコンプライアンスの役割を担っている。
なぜ新天地として、新興企業であるfundnoteを選んだのか。
数々の修羅場をくぐりぬけた「ブレイクスルー請負人」松本高明の半生とは?
―――出身地や学生時代のお話を教えてください
出身は大阪の高石市高師浜というところで、海岸沿いで、幼児のころは砂浜もありました。高度経済成長期にコンビナートができて今は都会でもなければ自然豊かな田舎でもなく殺風景なところです。ただ生まれてから学生時代を過ごした思い出のある町でもあり、ご先祖の墓もあるので最低1年に一度は帰省しています。
また、学生時代より英語が得意で好きな科目の1つでした。英語力が身に付いたのは、高校時代の恩師のおかげです。定期試験の都度、クラスの皆の前で褒められて、学習意欲が向上し努力を継続することができました。恩師のお陰で今の自分があると思います。まさに「仰げば尊とし我が師の恩」。
―――大学卒業後は、金融業界に進まれました。どのような経緯ですか?
英語が好きで当初は総合商社に入社して海外雄飛するのが夢でしたが、関西の私学出身者は体育会系それも集団スポーツ出身でないと採用が不可と言われてました。大学の親友が金融論のゼミで、そのゼミに遊びにいっているうちに金融業界にも興味を持つようになりました。日本の金融(信託銀行)も入社試験うけましたが、外資のシテイバンクという米系銀行から内定をもらい会社訪問解禁日当日、そちらで1日拘束されて人生の方向性がきまりました。入社後はキャリアを通して外資金融の世界で常にどうやって自分に付加価値をつけて成長するか考えて生きてきました。

―――仕事について、これまでのご経歴を教えてください
新卒でシティバンクに入社し7年ほど勤めた後に、スイス系UBSグループの信託・証券業務を経験しました。続いて米系のステート・ストリートでは信託および投信投資顧問業務に従事し、フランス系BNPパリバでは投資信託の法定書類作成を担当しました。その後、英国系の債券運用会社ブルーベイで、投資一任業の登録申請を手がけましたが、ちょうどその時期にリーマンショックが発生し、外資系企業が撤退を進める流れの中で転職を決意しました。
その後、独立系の証券会社や第二種金融商品取引業者、不動産運用会社など、さまざまな金融業界の企業で経験を積みました。不動産運用会社では、入社時に業務停止命令を受けていた状況から、約1年かけて営業を再開できる体制を整えました。その後SBIグループを経て、ロシア系の暗号資産関連企業B2B Liquidityで暗号資産交換業の登録申請を進めましたが、当局の規制強化により断念しました。外資系の経験者でも、モスクワに出張したのは珍しいケースだったかもしれません。
そこからは、問題発生後のコインチェックでコンプライアンス強化に携わり、続いて独立系ヘッジファンド会社でコンプライアンス兼管理部長として勤務しました。直近では、ブラックロック株式会社に派遣でコンプライアンス部門の業務を担当していました。
―――これまで数々の修羅場を乗り越えてこられた松本さんですが、記憶に残るご担当された案件はなんですか?
記憶に残るものは1つでなく、たくさんあります。SSGA の時には公募投信でロング・ショートのファンドの立ち上げ、セキュリテイ・レンディング、為替オーバーレイ、トランジッション・マネジメントなど機関投資家向けのプロダクト、また日本初のETF のプロジェクト、ブルーベイでは支店形態で投資一任運用の登録申請、不動産運用会社では業務停止処分中の会社に就職してしまい1年かけて営業再開できるようにしたこと。ロシア系の暗号資産交換業者では戦争前のモスクワに出張した時には、ロシア人とウクライナ人が仲良く仕事をしていたことが印象に残っています。
―――松本さんのプライベートな時間のご趣味はどんなことですか?
昨年ハワイに旅行した際に知人がウクレレを買い、私もすすめられて最近ウクレレをはじめました。ウクレレは弦が4本しかないのでギターよりは軽いし楽ですよ。アウトドアは10数年以上学生時代の友人と登山・ハイキングです。関東近郊の日帰りで行けるところはほとんど登りました。

―――fundnoteに入社したきっかけを教えてください。松本さんの素晴らしいキャリアの中で、なぜ直販投信のスタートアップに転職されたのか。
直近ではブラックロック株式会社に派遣で働いていましたが、官僚主義的であり、以前働いていたヘッジファンドのような少数の会社で仕事したいという気持ちがあり紹介サイトに登録しておりました。fundnote株式会社から面談の話があり、会社内容を調べていくと未上場株投資や投信1社計算など、非常にチャレンジ精神豊富で社長の日本を豊かにするという経営理念にも魅力を感じました。また、販社を通さず直販をしていることにより、投資家との距離間が短く、想定顧客による商品設計が可能であるというのも魅力を感じました。
―――fundnoteでの役割を教えてください
当社は投資信託委託会社としての運用業務とかつ直販という運用と販売の両サイドの業務があります。従って、コンプライアンスとしても、幅広い業務をバランス感覚をもって対応する必要があります。今までの知見を最大限いかしながら日々新しいものを吸収し、自分の中に取り組んでいく気持ちを大切にして日々精進していきたいと思っております。
―――この先、fundnoteを通して実現したいことはありますか
微力ながらも、投資家本位の利益を追求し、日本経済、家計を豊かにする理念に貢献してゆければと思慮いたします。

fundnoteは一緒に挑戦してくれる仲間を募集しています!
【採用情報はこちら】→https://www.fundnote.co.jp/careers/
会社概要
会社名: fundnote株式会社
設立: 2021年8月
代表取締役社長: 渡辺克真
資本金: 140百万円
事業内容: ・投資運用業・第二種金融商品取引業
・適格機関投資家等特例業務
・関東財務局(金商)第3413号
・一般社団法人 投資信託協会 加入
金商法に基づく表示等はこちらhttps://www.fundnote.co.jp/risk/